前回のブログから一ヶ月も期間が空いてしまった。 というのも、ゲーム開発に全ての時間を注いでいたからだ。SDGsとウェルビーイングを、楽しみながら学べるゲーム。タイトルの通り、そのゲームの助成事業発表会に行ってきた。

SDGsのゲーム開発で助成事業に採択されるまで

公益財団法人みらいRITAさまが主催する助成事業で、今年はハニホヘトイロを含む6団体が採択された。

みらいRITA 2025年度プログラム
https://mirairita.org/program/2025.html

募集対象の団体には「団体主体となるのは30代以下の若者」という条件がついていた。42歳の僕では審査に通らない。そこで息子に一肌脱いでもらった。

とは言っても、ただアイコンとして彼を担ぎ上げたわけじゃない。『SDGsってなんだろう?』『ウェルビーイングって何が違うの?』『どんなゲームにしよう?』。そういう根幹に関わる部分から、イチからすべて参画してもらった。大人が決めた企画に名前だけ借りる形にはしたくなかった。

Robloxでゲームを作ると決めた理由

なにで作るかも、息子と一緒に決めた。選んだのはRoblox。彼が普段から遊んでいるゲームで、17か国語に翻訳されていて、世界中の人にプレイしてもらえる環境でもある。

自分がよく知っているものの方が、作る側に回ったときの想像がしやすい。彼にとってRobloxはまさにそれだった。僕にとっても、世界中に届く可能性があるのは魅力だった。

SDGsとウェルビーイングを学べるゲームの中身

ゲームは、貧しい国からスタートする。最初にやることは、アイテムを拾って売ること。

お金が貯まると技術を買える。石を磨けるようになり、カブトガニを料理にして高値で売れるようになる。カブトガニ料理の副産物として、青い血も手に入る。

ステージが進むと、気づくことが出てくる。磨いただけの石は、硬貨や宝石、工業製品の材料としてもっと高値で取引されている。青い血は検査薬の材料として重宝され、高値がつくようになる。ところがその後、人工素材から作られた地球に優しい検査薬が開発される。青い血の価値は、そこで変わっていく。

各ステージには、人口とお金のノルマがある。両方を達成すると次のステージに進める。ここで効いてくるのが幸福度で、人口は幸福度が低くても増えないし、高すぎても増えない。井戸や公園、図書館といった施設を買えば幸福度は上がる。CO2の排出量が多いときは、他国に売ることで幸福度を得られる。

4つのステージをすべてクリアすると、少しだけお金を持ち越して、最初から遊び直せる。このときはもう、アイテムの価値を知っている。知っているから、市場には適正な価格で出品できる。知識があれば、貧しさから早く抜け出せるかもしれない。

市場は世界中と繋がっていて、相場もしっかり動く作りにしてある。

お金を稼ぐだけでは、ステージは進まない。稼ぎ方が変われば、世の中の価値も変わる。幸せは多ければいいというものでもない。ゲームを遊ぶうちに、そういう仕組みが体に入ってくるようにしてある。

SDGs×ウェルビーイングの発表会で、足が震えたのは親だった

ゲームが完成して、プレゼン資料も作った。資料の言葉は、彼の口から出てきたものを紡いで作っている。

発表の直前、息子には「緊張しないでね〜」なんて声をかけて登壇した。ところが、ガクガクしていたのは僕の足で、ブルブルしていたのは僕の声だった。一方の息子は、淡々と原稿を読み上げていく。僕は「次のページでしょ!」と彼に注意される始末だった。

発表の中には、こんな言葉があった。

「お金も幸せも、そこそこでいい」 「人と比べなくていい」

この二つが、参加者の皆さんに刺さったようだった。ゲームの中で幸福度が高すぎても人口が増えないのと、どこか通じている気もする。

最年少の小学生が、助成事業の発表会で称賛を浴びた

あとから聞いた話だが、彼は9年続く助成事業の中で断トツの最年少だったそうだ。

発表会のあとにはプレイ会があり、懇親会もあった。いつもの学校や家とは違う、非日常の場所で、彼はたくさんのお褒めの言葉をいただいていた。大人たちが自分の作ったゲームを遊んで、感想を伝えてくれる。そんな経験は、そう滅多にできるものじゃない。

もちろん、産みの苦しみはあった。企画を詰めて、形にして、人前で話す。簡単な作業ではなかった。それでも得たものは、いまの彼にとっては大きすぎるくらいだと思ってる。

これから

ハニホヘトイロでは、これからも様々なチャレンジをしていく。一緒に楽しみながら、たくさんの経験をしてみませんか?

無料体験はコチラから

助成事業で開発したゲームはコチラ

LINEで相談・無料体験